身軽な旅にするために、荷物をスマートにまとめるアイデア

6月1日は季節の衣類を入れ替える衣替え。季節の節目である6月は、日々、夏への準備を始める時期でもあります。
この時期に旅を計画する場合の持ち物選びは、なかなか難しいもの。
気候が安定しない、特に梅雨の季節は天気によっては肌寒い日もあり、また、高地などに行く場合は寒暖差が激しく、衣類などの持ち物はつい多めになってしまいがちです。
そこで今回は、短期の国内旅行を想定して、旅行の荷物を減らすコツをご紹介したいと思います。
自分だけでなく荷物が負担になるシニア年代の両親などの旅にアドバイスしてあげたい秘訣がいっぱい。
荷物を減らし、軽やかな旅を楽しめますように。

荷物を宅急便で宿に送る、という手も

特に旅慣れていないシニア世代などにみられる傾向ですが、旅の準備をするにあたって心配のあまりに荷物がどんどん多くなってしまうことがあります。
筆者の親などは、まさにその典型。
かといって、口うるさく荷物の減量をアドバイスするのも、気が引けるもの。
なぜなら、旅の荷物をあれこれ揃えることも、旅の楽しみのひとつであると思うからです。
そこで、よく提案するのが、宅急便の利用です。

 

宿にチェックインする前に使う可能性のある旅の資料や、気温調整に使う衣類などを除いて、宿泊に必要なものや着替えは事前に宅急便で宿に送ってしまうのです。
国内のたいがいの宿では快く受け付けしてくれます。
そして帰るときには、不要になった荷物をまた宅急便で宿から自宅へ。
これで、日帰り観光のような気軽さで旅ができます。

 

この場合、どうしても帰りにお土産など荷物が追加される可能性がありますから、折りたたんでバックにしまえるエコバックなどを用意しておくとさらに安心です。

ガイドブックは持参する必要なし!

ガイドブックは、旅を目いっぱい堪能するためにぜひ持っていきたいものの、かさばるし重いものです。
そして、たいがいのガイドブックは複数エリアをカバーしていたりしているので、実際に使うページは限られていたりするもの。
そこでおすすめなのが、必要なページだけコピーするなどしてスリム化することです。
旅の終わりには破棄していけば、さらに身軽に。

 

また近年はスマホという強力な武器もあります。
ガイドブック数冊分の情報がサイトから得られますので、思い切ってペーパーレスにする方法も。
こちらも事前にブックマークなどして必要な情報をすぐに検索できるようにし、現地での使い勝手をよくするための準備をしておきましょう。
また、気になる現地の記事などは、スマホや携帯で写真を撮っておき、現地で確認するなどの方法も使えます。

梅雨の時期の旅行ならレイングッズも工夫を

6月の旅行となると、どうしても雨具は欠かせません。
ここでは、折りたたみ傘以外のグッズでできるだけかさばらないもの、そして着脱が簡単で軽量のものを中心に便利な雨具をご紹介してみます。

 

旅となると、写真を撮ったりお土産を持ったりするものですから、できるだけ両手は自由な状態でいたいもの。そこで、おすすめなのが傘よりも軽量、コンパクトなレインウェアです。
特にレインポンチョはおすすめ。
両手が自由になるだけではなく、肩掛けしたバッグなどもまとめてカバーできるタイプのものが多いですし、雨ではなくてもちょっとした防寒アイテムとしても使えますから、
旅用にひとつ用意しておくととても便利なものです。

 

また、小さくたため、つばの広いレインハットもおすすめです。
傘をさすほどではない小雨などの場合、頼りになるアイテムです。
最近ではUVカット素材で紫外線からも守ってくれるタイプのものも増え、まさに全天候型の旅行アイテムとして活躍してくれそう。

 

さらに、使い捨ての靴カバーなども便利です。
雨に限らず砂利道や舗装されていない道で靴を汚さないようにカバーもしてくれますので、1つ用意しておくといろいろな場所に心置きなく足を踏み入れられます。

アメニティの減量作戦&便利なウェアは?

まず、宿のアメニティを事前確認して、必要のないものは持っていかないこと。
基礎化粧品の「1泊セット」などを売っているコンビニも多いですから、そういったものを現地調達するという手もあります。

 

コスメなどは小分け容器で持っていく人も多いかと思いますが、この作業も意外に面倒なもの。
この機会に試しておきたい化粧品などの試供品を、お店で頂いて旅行用にするというのも、旅慣れた人の一挙両得ワザです。
また、クリームなどは容器に入れなくても使用分をラップで包んで持っていく方法もあります。

 

ウェアではカーディガンなどの「薄手のはおり物」、もしくは女性であれば大判のストールなどが荷物としてかさばらず、かつ温度調整には便利です。
こういったものはバッグに入れずに、暑いときは肩にかけたり腰に縛ったりしてオシャレなアレンジができるとともに気軽に持ち運べるというメリットがあります。