思いやりが伝わる送別会ギフトを考える

3月は送別会の季節です。
さまざまな会に出席することが多いと思いますが、特にお世話になった上司など、
少し目上の方にはきちんとしたギフトを贈りたいものですね。
なにを、どんな風に渡せば失礼がなく、かつ効果的なのかを考えてみましょう。

やはり心をこめたギフトを用意したい

3月に一番多いのは、社内の異動や退職による送別会といったケースではないでしょうか。
同期や後輩が地方に異動になるだけなら、送別会として飲み会を開催するだけでも十分かもしれません。

 

また、友人や知人が引っ越す場合や、

甥や姪が進学にともなって新生活を始める場合も同様でいいでしょう。

食事をして激励の言葉をかけてあげるのが一般的。

 

ただ、やはりその際に心をこめたギフトを用意しておけば、餞別の気持ちがより良く伝わるはずです。

プレゼントの相場は5000円程度

では、具体的にどんなギフトを用意したらいいのでしょうか。

ひと昔前ならば、例えば上司が栄転で異動する場合、部内の人間で少しずつお金を出し合って餞別として渡すのが一般的でした。

 

ただし、現在は餞別としてお金を渡すのスタイルは主流ではなくなってきました。

贈られた方も気を使ってしまいますし、

お返しをしなければならないと思われて、返って相手の負担になってしまうことも。

 

主役を招いて飲食店などでパーティーをし、なにか高額ではないプレゼントをするのが現在の主流です。

 

モノを贈るなら、コンパクトで持ち帰るのに邪魔にならないのがポイント。

それと、やはりその人の趣味に合っているかどうかは吟味しましょう。

 

例えば、お酒好きなら、なかなか手に入らない銘酒。

子供ができたばかりの人ならフォトフレーム。

ゴルフが趣味ならマーカーやペグなどの小物といった具合です。

 

そんなに高価なものを贈る必要はありません。相場は5000円程度でしょうか。

参加者一人あたりの負担が1000円以下になるようにすれば、贈る方も負担になりません。

送別会のプレゼントNGあれこれ

ただし、プレゼントを選ぶ際に気をつけなければいけない点もあります。

まず、花でNGなのは菊や椿、アジサイなど。

菊は葬儀を連想させますし、椿は首から落ちるため縁起が悪く、

アジサイは色褪せるのでやはり悪い意味を連想させてしまうのです。

 

また、やはり目上の人に餞別として現金を渡すのも失礼とされています。

 

茶碗やグラスなどの割れ物は縁起が悪いのでダメ。

包丁やハサミなど刃物も「切る」という意味を連想させるので避けたほうがいいでしょう。

ちょっとしたアイデアで効果はアップ

そういったNGなモノを除外していくと、やはり花は間違いのないプレゼントと言えそうです。

ただ、特に男性の場合は生花の花束を贈られても、家での処理に困ってしまうかもしれません。

そんな時はプリザーブドフラワーを贈れば気が利いていますね。

 

同様に、ちょっとしたアイデアと労力をかけたプレゼントなら、より気持ちが伝わりそう。

 

例えば、今までのその人が手がけた案件の成果物をまとめてファイルして、

仲間のコメントを手書きで添えたり、

社内でその人と関わりのある人から送別メッセージをもらって

オリジナルの動画を作ったり、と言った具合です。

体験型ギフトも選択肢に入れて

また、旅行や食事などの体験型ギフトも喜ばれるでしょう。

退職する人には

「のんびり仕事の疲れを癒してください」の気持ちを込めて温泉旅行を、

結婚を機に退職する女性には

「結婚式までに更にキレイになってね」という意味でエステをプレゼントするのです。

 

カタログギフトなら、どこに、いつ行くのかも自分で決めてもらえるので、

何かとせわしない新生活でも利用しやすく、なお喜ばれるかもしれませんね。