贈答の機会が多い年末、贈り物のタブーを覚えておこう

今年も残すところ2か月あまり。年末年始が近づくと、お歳暮やお年賀、クリスマスや歓送迎会など、ギフトを贈る機会が多くなりますよね。
そこで、贈り物に関するタブーやNGアイテムをまとめてみました。
せっかくの贈る側の気持ちや心遣いが無駄にならないよう、ギフトを準備する前にぜひ一読をおすすめします。

目上の方などへの贈答品には特に注意を

日本では昔より、お祝いごとはもとより季節の挨拶として、またお見舞いやお祝いへのお返しなどに際して贈答品を贈ることで気持ちを伝える習慣が根付いています。
人と人との交流に彩りを添える、素晴らしい習慣ではあるものの、一方では、日本ならではのタブーやしきたりが少なからずあることも事実。

最近では、こういったタブーに関しては解釈がゆるくなってきてはいるものの、やはり目上の方などの中には「縁起が悪い」「非常識」と気にする方も少なくありません。
せっかくのギフト、相手を不快にさせてしまうことのないよう配慮してこそ、贈り上手というもの。

まずは、目上の方に贈るのには避けるべきものをまとめてみます。

 

■履物、時計や筆記具
靴やスリッパ、靴下などは「踏みつける」という意味で、目上の方に贈るのはタブーとされています。
また、時計や万年筆などの筆記具などビジネスアイテム。一見良さそうに思えますが、「もっと勤勉に」という意味合いがあり、こちらも上司など目上の方への贈り物としては失礼、といわれています。

逆に、甥や姪などの入学・入社祝いなどには、期待を伝えられる贈り物として適しているわけです。

 

■現金や商品券
こちらも、ストレートすぎて目上の方には不躾な贈り物とされています。
例外としては、仲人をして頂いたお礼などの場合に菓子折りなどと一緒に贈る場合。
ただしその場合も、現金よりは商品券やカタログギフトなどに置き換えた方がよりスマートです。

一般的に避けるべきものや、シチュエーションに考慮すべきもの

誰に、どんなケースで贈るかによっては配慮の必要があるもの。
贈り物としては一般的に避けるべきもの。
その意味や背景とともに、覚えておきたいことをまとめておきます。

 

■花
お花といえば、あらゆる場面で手軽なギフトとして利用されるものです。
いわゆる「消えもの」ですので、あとあとまで残って相手の負担になることもありませんし、華やかさもありますので、頂いて嬉しいギフトアイテムのひとつです。
しかしながら、シチュエーションによっては控えたり、花のタイプに配慮すべきものでもあります。

一番気を付けたいのは、入院のお見舞い。
昔から定番のようなイメージがありますが、実は現在ではお見舞いの花の持ち込みを禁止している病院も多いのです。
理由としては、生花や土についた菌が花瓶の水などで繁殖する可能性があること、
また、花粉症への配慮などもあるようです。

持ち込みがOKとされている場合でも、植木鉢のものは「根付く=寝づく」と縁起が悪いのでNGですし、匂いの強いものは好き嫌いや他の患者さんへの配慮不足とされています。

また、新居祝いなどの場合は、花選びの配慮が必要。
ユリ科の花など、花粉がつくと落ちにくいタイプの花は、新居の家具や床を汚してしまうことになりかねませんので、選ばない方が無難でしょう。

 

■日本茶
香典返しなど弔事に使われることの多い日本茶は、お祝いごとには不適切とされています。
上司や目上の方へのお歳暮やお年賀、お祝いなどの品としては避けるべきでしょう。

一方、お茶そのものは縁起のいいものともされています。
モダンなパッケージになっている専門店なども増えてきていますので、お茶好きな両親や友人などに気軽にプレゼントするのであれば、全く問題ありません。
要は、シチュエーションや相手との人間関係を考えた上で、選ぶべき品です。

 

■櫛やハンカチ
「苦」や「死」を連想させるとされる櫛、漢字で「手巾(てぎれ)」を表すハンカチ。
ごろ合わせでしかないものですが、年配の方などは気にされるケースも。気を使う関係の方への贈り物としては避けた方がよいでしょう。

いかがでしたか?
贈り物に関してのルールやタブー、あまり堅苦しく考えすぎる必要もありませんが、
相手を不快にさせないよう、最低限のマナーは守って気持ちよく喜んでもらいたいものですよね。