近くで楽しむ?旅先で楽しむ? 直前情報!全国七夕イベント

そろそろ七夕がやってきますね。子供の頃は短冊に願い事を書いて、笹の葉に吊るしたりしましたが、大人になるとそんな行事とも縁遠くなってしまいます。そこで、今回は各地の七夕イベントをご紹介。たまには童心に返って、星に願いをかけてみませんか。

今からでも間に合う七夕イベントをチェック

七夕行事の由来にはいくつ説がありますが、現在のように7月7日に短冊に願いを書いて笹の葉に吊るすようになったのは江戸時代のこと。冬でも枯れることなく、天に向かってまっすぐ伸びる笹や竹は生命力が強く、神聖な植物でした。そこに願をかければ成就すると考えられたのでしょうね。

 

日本最大級の七夕祭りといえば、仙台のものでしょう。日本三大七夕祭りのひとつでもあり、毎年約200万人もの観光客が訪れます。ただし、この祭りが開催されるのは8月6~8日。旧暦の7月に行われるため、あと1カ月以上またなければなりません。

 

ここでは、7月に行われる七夕イベントをご紹介。いずれも予約不要で参加は無料です。近所のイベントにブラっと出かけるもよし、イベント会場近くの温泉に1泊するもよし。お好きなスタイルで楽しんでください。
(※下記のイベント情報はすべて2015年6月末現在の情報です)

都内はバラエティ豊かな七夕イベントが多い

まずは都内の七夕イベントをいくつかご紹介しましょう。大規模なところでいくと、かっぱ橋で行われる「下町七夕まつり」(7月3日~8日)が有名です。かっぱ橋本通りが、約1.2kmにわたって飾り付けされ、多くの屋台やパフォーマーたちが集まります。

 

六本木ヒルズでも、7月~8月にかけて屋上展望台スカイデッキでさまざまなイベントが行われます。7月7日は「七夕特別星空観察会」を開催。スカイデッキの入場料は必要ですが、イベント参加自体は無料。当日はクールアース・デーなので、東京タワーをはじめ、都心の街の灯が消灯されます。そんな星空観察の絶好のチャンスに、天文学の専門家と一緒に夏の大三角形や土星を観賞できるのです。

 

日比谷公園や代々木公園など、都内の大きな公園にも七夕飾りが登場します。開催期間は公園によって異なりますが、無料で短冊に願いを書けるので、ぜひ近所の公園に出かけてみてください。

伝統的な七夕祭りはこちら

東京近郊の七夕祭りで外せないのが神奈川県平塚市の「湘南ひらつか七夕まつり」(7月3日~5日)。日本三大七夕祭りのひとつで、街の中心街は約500本の七夕飾りで彩られています。日本三大七夕祭りのうち、7月に開催されるのはこちらだけです。

 

一方、日本一美しいといわれる七夕飾りを見られるのは富山県高岡市で行われる「戸出七夕まつり」(7月3日~7日)です。特に美しさが増すのは夜。1500本の七夕飾りに備えられた提灯に灯りが灯ると、幻想的な光のトンネルが出現します。

群馬県前橋市の「前橋七夕まつり」(7月9日~12日)も有名です。昭和26年から行われていて、アーケードが北関東で最大規模といわれる七夕飾りで埋め尽くされます。

イルミネーション系イベントはカップルにオススメ

全国には、伝統的な七夕祭りだけでなく、近年になってスタートしたロマンチックな七夕イベントもたくさんあります。

 

大阪の天満橋周辺の大川に約5万個のLEDが放流される「平成OSAKA天の川伝説」(7月7日)もそのひとつ。青い宝石のようなLEDが川面をゆらゆらと流れる様子は、とても幻想的です。

 

福岡のシンボルである福岡タワーでは、6月18日~7月7日の期間中に天の川イルミネーションが点灯します。ビルの壁面に白く輝く天の川や夏の星座をイメージした光が映し出されて、とてもロマンチックです。

 

ちょっとネットで検索すれば、まだまだ七夕イベントはたくさんあるはず。ぜひ足を運んで、星に願いをかけてみてください。