60歳から80歳までの節目の長寿祝い、「私が母に贈ったもの」実例レポート

自分の親の長寿祝い、どんなものを贈ったらいいだろう?
あれこれ悩む方、多いのでは?
そこで今回は、実際にお母さんに贈った経験のある方に、プレゼントの例をレポートしてもらいました。
毎回同じものではちょっとつまらないから、節目ごとに喜ばれるものをよく考えて贈りたい。そんなことを考えている方に、いいヒントになりますように!

満60歳、還暦のお祝いは「赤」をテーマに若々しく

還暦といえば昔の定番は「赤いちゃんちゃんこ」。
でも、まだまだ元気で若々しかった母に赤いちゃんちゃんこを贈るのにはちょっと抵抗がありましたので、「赤」をテーマにプレゼントをコーディネイトしました。
赤いバラの花束に、上質な赤のカシミアセーターの組み合わせです。
狙い通り、華やかでモダンな印象のプレゼントになりました。「まだまだ若々しく過ごしてね!」という気持ちが伝わったのでは?と思います。

満69歳、古稀のお祝いは「美味しい時間」を

普段のお誕生日や母の日などに、「何か欲しいものある?」と聞いても
「必要なものは何でもあるから…」と答える母。
遠慮しているということもあるかと思いますが、あまり「モノ」はこれ以上増やしたくない、という気持ちもあるみたいです。
そこで、古稀のお祝いには、ちょっとおめかしして素敵なレストランで食事する、という「思い出になるひととき」をプレゼントすることにしました。
普段はあまり行くことのないフレンチレストラン。だけど「お箸で食べられる」というメニューを出してくれるお店をチョイス。

 

我が家と弟夫婦が参加して、賑やかに会食を楽しみました。
お店の方がシャッターを押してくれた写真は、今でも母のベッドサイドテーブルに大切そうに飾ってくれています。

満76歳、喜寿のお祝いは「旅で楽しい思い出」を

昨年迎えた喜寿のお祝いは、かなり悩みました。
というのも、一昨年に主人の転勤があり、直接プレゼントを届けたり一緒に時間を過ごすことができなかったからです。
「せっかくのお祝いなのに寂しい思いをさせたくないな」との思いから考えついたのが、「旅」をプレゼントすること。
父も存命ならば夫婦ふたりで、となるところですが、母はひとり身。
そこで、仲のいい姉妹である叔母とふたりで行ってもらおうとお祝い旅行を企画しました。
誕生日は9月でしたので、残暑を避けられる高原の旅館をチョイス。70代ふたりの旅行なので、アクセスもしやすいところを考えました。予算はふたり人合わせて一泊で4万円程度。
叔母とのふたり旅は本当に楽しかったらしく、その後も姉妹での旅行などを計画しているようです。
とっておきのプレゼントになった上に、この年齢になっても積極的に旅を楽しむ気分ももってもらえたことは、私たちにとっても嬉しいことになりました。

満79歳、傘寿のお祝いは…カタログギフトを検討中

二年後に迎える傘寿のお祝いは、カタログギフトもいいかな、と思っています。
自分で欲しいモノや、やりたいコトの中から、そのときの体調や予定、興味に合わせて自分で好きなものを選んでもらえる良さがあるからです。
旅行なども選べるものであれば、また親しい人と楽しい時間を過ごしてもらえるし、自分で行きたい場所や宿を選ぶプロセスもきっと楽しいはず。

 

80歳手前の大切な節目のお祝いなので、妹夫婦とも相談して、ちょっと奮発した予算で用意したいと考えています。