成人式のお祝いの相場。親や親戚からのプレゼントや金額は?

お正月を過ぎて日常に戻りつつある時期、1月の第二月曜日にやってくるのが成人の日。
身近に今年成人式を迎える若者がいる方に向けて、
そんな成人祝いのマナーとギフトアイデアをまとめてみました。
ひとくちに成人祝いといっても、相手との距離や関係性によって、贈答マナーは少し変わってくるもの。
社会人の先輩としてふさわしいギフトを、「おめでとう」の気持ちをこめて届けましょう。

親から子へ。現金や晴れ着、スーツなどが主流

調査データによると、我が子の成人祝いに親から贈るものは、

やはり成人式に着る晴れ着やスーツ、そして現金のお祝いが主流のようです。
ほかには、時計やパールのアクセサリーなど、

大人としてずっと使い続けることができる服飾小物なども人気です。
服はどうしても流行や体型の変化によって寿命がきてしまうものですが、

服飾小物であれば、手入れをしながら大切に使い続けることができます。

40代、50代になっても親の思いを感じながら身に着けることができるのは素敵なことですよね。
だからこそ、選ぶ際には流行に左右されない定番のものを選ぶようにしたいもの。

 

また、知り合いに聞いた話では、「本人名義の預金通帳と印鑑」という方もいました。
大人への入り口として、自分のお金を自分で管理しなさいとのメッセージは、社会に送り出すための厳しくも暖かい親の気持ちが伝わる、印象的なギフトだと思います。

甥や姪など親戚の子供へのギフトは、ネクタイやスカーフなども

小さい頃から可愛がってきた甥っこや姪っこがすくすくと成長し、

そして成人の日を迎えるのを見ることは、感慨もひとしおですよね。
甥や姪への成人祝いは、金額にして1万円~3万円というのが相場とされています。
ただし、親戚内でお祝いに関しては、そのファミリーごとでの相場があったりするものですから、そのあたりも考慮することが大切です。

 

お金ではなく、物で贈るのならばネクタイやアクセサリー、スカーフなど、

社会人としての第一歩を迎えるのにふさわしい小物類など。
大人になったことを認めるお祝いですので、大人の装いにふさわしいものを贈りましょう。

 

また、普段から会う機会も多く、親しい関係なのであれば、
モノを贈るのではなく、大人にふさわしい素敵なレストランなどに招待して、

ちょっといいワインを開けて乾杯をするなどの「体験型」のギフトも、思い出に残り、良いものです。

知り合いのお子さんなどの場合は、従来のしきたりも大切に

友人や知り合いのお子さんなどにお祝いをする場合は、

どんなに親しい間柄だとしても最低限の贈答マナーを守ることが大切です。
まず、お祝いを渡す時期ですが、成人式の数日前までに贈ること。
祝儀袋の水引は、紅白の蝶結びに。
表書きは「祝御成人」「祝成人式」「賀成人式」などとしましょう。

 

調査によると、知人への成人祝いの相場は5000円から1万円程度とされていますが、相手との親しさ、関係性などを考慮し、あまり相場の金額に縛られずに考えればよいでしょう。

 

ご祝儀としてお金を包むほか、服飾小物などをプレゼントするのもよいのですが、
ご両親へのねぎらいも兼ねて、ご家族で楽しめるお酒やワインを贈るのも洒落ています。
最近では、お酒のラベルに名前やお祝いの言葉などを入れることができるサービスもありますので、
そんなものを利用して、ちょっと気の利いたオリジナル・ギフトにするのも素敵ですね。