これで安心!お中元初心者のためのギフトの選び方

お中元の選び方

昔から日本では、お世話になった方へ、暮れにはお歳暮、夏にはお中元を贈る習慣があります。
一口に夏といっても、6月から8月までを指す場合が多いですが、夏だからと、8月になってからお中元を贈っては時期的に遅くなってしまいます。
ここでは、お中元初心者の方へ向けて、その時期と選び方について説明します。

1.いつ贈るか

明確な決まりはありませんし地方によっても違いますが、およそ、7月10日から20日までの間に贈るのが一般的です。7月20日頃に小中学校が夏休みを迎えますから、その直前と覚えておくとよさそうです。

2.喜ばれるギフト選び

これは、「もらって嬉しいお中元ギフト」などでインターネット検索をすれば、かなりの情報が出てきますから、それを参考にするのが一番無難ですね。
ただしこれは万人向けですから、贈り先のかたの好みを考えてギフトを選ぶことができれば、それが最もいい方法です。

3.金額の相場

お中元の贈り先は、普段からお世話になっている会社の上司、学校の恩師、また両親や親戚などでしょう。金額は、贈り先との関係によって決まるわけですが、一般的には3千円から5千円というところだと思います。そこへ特別な気持ちを込めたいという場合は、1万円ぐらいとなります。あまり高価なものを贈ると、相手の方が恐縮してしまいますから、注意しましょう。

4.具体的なギフト選び

お中元の定番としては、お酒、コーヒーセット、お菓子などがあげられますが、いずれも、好まないとか食べない・飲まないという方がいるのも事実です。断酒した上司にお酒を贈ってしまったという失敗談もあります。
果物も一般的ですが、すぐ傷んでしまったり、家族構成によっては足りなかったり、逆に余ってしまったりということもあり得ます。
そこでお勧めなのは、誰でも使う、あるいは食べる・飲むというものです。そのお勧めナンバー1は、お米です。
続いて、醤油や食用油などの調味料セット。せっけんやシャンプーのセットも多く見かけます。
共通して言えるのは、どの家庭でも必要とするものであることです。

5.カタログギフトでの注意点

カタログギフトの利点は、贈り先で好きなものを選べるという点にありますが、なかには、とくに年配者などは、そのシステムそのものを理解していない場合があります。極端な話、写真の多い本を1冊贈ってきたと思われる危険性もありますから、これは、相手の年齢等を考慮しておきたいものです。

6.お中元を忘れた場合

人間、ついうっかりはつきものですが、お中元を忘れてしまった場合、どうしたらいいでしょうか。
その最もいい方法は、秋の収穫を利用することです。
例えば、田舎で美味しいお米ができたからそれを贈る、秋になって産地直送の果物を注文してダイレクト便で贈るなどの方法です。

その際、できれば手紙を添えておくとベストですね。日本では謙譲の文化が美徳とされますが、案外
「今年はひときわ美味しいお米がとれたそうです。是非、お召し上がりになって下さい」
とストレートに訴えると、贈り先でもグッときそうですね。その際、「のし」と、お中元が遅れたことの謝罪は不要と思います。理由は、お中元やお歳暮は贈らねばならぬ物と言うよりは、いわば好意で贈るものだからです。
筆者の実家は農家ですから、この方法で上司に新米を贈り、とても喜ばれた経験があります。

なお注意点としては、やはり贈られる側の嗜好を知っておくことと、生ものであれば、贈る時期や、発送から到着までの日数をよく考えておくことが必要です。

贈った方も、贈られた方も笑顔になれる。これがギフトの真髄だと思います。感謝の気持ちを一品に込めて。

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