桃の節句、ひな祭りにちなんだ体験型ギフトを

まだまだ吹く風は冷たいけれど、どことなく春の気配が感じられる今日このごろ。そろそろ桃の節句の季節です。
姪や知人の子どもが初節句の場合は、なにかお祝いをしたいものですが、果たしてなにを贈れば喜ばれるのでしょうか。
お金ではちょっと味気ない、と思われるなら、ひな祭りにちなんだ体験型ギフトなどいかがでしょう。

寒さが緩んできたらひな祭りのお祝いも用意して

毎年2月19日頃は、二十四節気の“雨水”という日に当たります。これは、立春から数えて15日目。空から降るものが雪から雨に変わり、そろそろ春の兆しを感じられる季節という意味です。

 

雨水は期間も表していて、今年だと2月19日から3月6日がその期間。ちょうどひな祭りの前後に当たるため、雛人形の飾り付けをする目安ともされてきました。

 

女性なら何歳になっても、この時期はワクワクしてしまうのではないでしょうか。家に雛人形が飾られる頃には陽気も徐々に春めいて、そろそろウグイスの声も聞こえてくる季節。そんな幼いころの思い出に、自然と心がウキウキとしてきますよね。

 

ただ、浮かれているばかりでなく、姪や孫、親しい家族に女のお子さんがいる場合はお祝いの準備もしなければなりません。

初節句の祝いの一般的な相場って?

そもそも桃の節句の起源は平安時代にまでさかのぼります。季節の節目のけがれを祓う5つの行事のひとつ、上巳の節句が桃の節句になったといわれています。室町時代にはこの節句が3月3日に定着し、現在に至りました。

 

ひな祭りの祝いの席で食べる定番食材といえばハマグリ。ほかにもヨモギやエビ、鯛など、料理だとちらし寿司が伝統的によく食べられます。

 

特に初節句の場合は、親族や親しい友人を招いてお祝いをするケースもよくあります。もし、そのような席に招かれたら、やはりお祝いを用意なければなりません。

 

相場は家族や親族なら1~2万円、友人なら5000円~1万円といったところのようです。お祝いの品やお金を贈るのは初節句だけで、毎年の節句で用意する必要はありません。

ちょっと趣向を変えて体験型ギフトを贈る

初節句のお祝いは、お金やお菓子を用意するのが一般的ですが、もうちょっと工夫を凝らして相手の思い出に残るようにするなら体験型ギフトはいかがでしょう。

 

例えば、写真スタジオでの撮影。雛人形と同じ十二単を着て、雛飾りの前で撮影するプランをプレゼントするのです。撮った写真は家に飾っておけるので、きっと喜んでもらえるはずです。

 

また、この季節にはさまざまなホテルでひな祭りに関するイベントを行っています。由緒正しい雛人形を展示していたり、簡単な雛飾りの制作体験など、内容はさまざま。

 

そんなホテル内にあるレストランでの食事券をプレゼントするのも素敵ですね。ひな祭りにちなんだ春らしいメニューを用意している店もあるので、ホテルのイベントと合わせて楽しんでもらいましょう。

 

古くからのひな祭り行事が残っている地方への旅行をプレゼントしても喜ばれそう。例えば、伊豆にはつるし雛という風習が今も受け継がれています。

 

桃や猿などの人形を紐で結び、天井から吊るすというもので、とてもカラフルできれい。観光の目玉として、町のいたるところで見られるので華やかな気持ちになれるはずです。

 

ひな祭りにちなんだ、体験型ギフト。お嬢さんが成長したあともずっと心に残る、そんなプレゼントになりそうですね。