12月13日は「お正月事始め」。年末年始のギフトの準備も済ませましょう

12月13日の「お正月事始め」とは、正月を迎える準備をはじめる日のこと。

一年間溜まった埃や煤を掃き清める「煤払い」を皮切りに、門松の準備やお雑煮用の薪拾い、おせちの下拵え、神棚の取り替えなど、かつてはこの日から大晦日にかけては休む間もないほど用事が山積みでした。

今でこそ一般家庭でそれらすべてを行う人も減っていますが、それでも心新たにお正月を迎えるための区切りの日であることは変わりません。大掃除の準備、仕事納めに向けた調整、帰省のための交通手配など、やるべきこともいろいろとあることでしょう。

なかでも忘れがちなのは、年末年始のギフトの準備。
お歳暮、クリスマス、お年賀など、贈り物の機会も多いこの季節。
直前になって慌てないために、ここで年末年始の贈り物についてあらためて確認しておきましょう。

余裕をもって準備したい年末年始のギフト

年末年始はギフトを贈る機会が多い時期。混乱を避けるため、何を贈るかは後回しにして、「誰に」「どのような名目で」贈るのかを、先に整理してみると良いでしょう。

 

まず仕事などでお世話になった人へのお礼となるお歳暮。これは12月20日までに贈るのが一般的ですので、「お正月事始め」のこの時期に、忘れずに手配をしておきましょう。

同じお礼であっても両親などの親しい間柄であれば、かしこまったお歳暮ではなく、クリスマスギフトとして贈るという方法もあります。これならば時間に少し余裕ができますし、選ぶアイテムの幅もぐっと広がりそうです。

 

もちろん家族や恋人へのクリスマスプレゼントや帰省の際の手土産、親戚回りや新年の挨拶で持参するお年賀も忘れてはなりません。
さらに忘年会などで再会する友人に今年慶事があればお祝いを渡したいところですし、お正月にはお年玉を渡す相手もいるかもしれません。

 

このように年末年始の贈り物はいろいろ。いかがでしょう、ギフトを贈る相手とその名目、整理ができたでしょうか?
それでは続いては贈り物のマナーとノウハウ、そして贈る商品の選び方について考えてみましょう。

年末年始のギフトのポイントとマナー

贈る相手と名目が決まったら、続いてはアイテム選び。
と、その前に、いくつか確認しておくべきポイントがあります。

 

たとえば先にも述べたようにお歳暮は12月20日までに届くように贈るのがマナー。

ただし、うっかり手配を忘れた場合などは、正月の1月7日くらいまでにお年賀として贈る方法もあります。なお、お歳暮とお年賀はどちらかを贈れば十分。年始の挨拶に手ぶらで伺うのが不安であれば、菓子折りなどを持参すると良いでしょう

 

意外なところでは、お年玉にもマナーがあります。

本来、お年玉は自分よりも目下の人へあげるもの。よって上司の子供などに現金を渡すのは失礼になってしまいます。こういったケースでは図書カードなどを準備しておくとよいでしょう。

 

その他のクリスマスギフトや手土産には明確なルールはありませんが、

やはり相手が喜ぶ物を贈るのがギフトの基本。

相手の好みや趣味を事前にリサーチしておくのが望ましいですが、それが難しい場合はカタログギフトを贈るという選択肢もあります。

 

引き出物のイメージが強いカタログギフトですが、近年では価格も掲載アイテムもぐっと増えて、さまざまなシーンで使えるようになりました。

贈った相手の負担にならず、必要なアイテムを選んでもらえるすぐれもの。
贈る側の手間もかからないため、忙しい年末にぴったりのギフトといえるかもしれません。